なんとなくSNSにイラストを投稿して、
ちょっと反応があって、SUZURIの商品ページへのリンクを貼ってみて、
でも――なぜか購入につながらない。
そんな経験、ありませんか?
猫のイラストも世界観もちゃんと統一してるつもりなのに、
「いいね」はつくけど売れない、
「保存された」は見えるけどフォローされない。
実はその背景にあるのが、“投稿と商品ページの雰囲気が微妙にズレている”こと。
この違和感は、ユーザーが感じる“視覚記憶の断絶”とも言えるものです。
今回のブログでは、私自身の実体験をもとに
「投稿→リンク→商品ページ→再訪」という“印象のループ”をどう設計すればいいか、
その考え方と実践のヒントをお届けします。
本ブログで分かること
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SNS投稿とSUZURI商品ページで「雰囲気がズレる」原因と対策
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視覚的に“つながって見える”構図・配色・キャラクターの使い方
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不採用イラストも活かす“兄弟デザイン戦略”の考え方
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「この人の絵、なんか好き」と思われるブランド構築の導線作り
SUZURIの商品とSNS投稿が“噛み合わない”理由
採用・不採用でイラストの印象が分断される
SUZURIで販売する商品用のイラストを描くとき、多くの人が「構図」「色味」「背景の抜き方」などを意識します。
Tシャツなら白地に合うように、雑貨なら印刷面が映えるように……と、自然と“商品に最適化された絵”を選んでいるはずです。
一方で、SNSに投稿するイラストは「感情」や「物語性」「季節感」などが重視されがちです。
商品化には向かないけれど、「今日の気分で描いた1枚」や「雰囲気のある背景付きのカット」が中心になることも多いでしょう。
この2つ――商品用とSNS投稿用のイラスト――が、それぞれ別の方向に最適化されてしまうと、
見ているフォロワーにとっては「この人の投稿、好き。でも商品はなんかちょっと違うな…」という感覚が生まれてしまいます。
つまり、“イラストの印象が分断されている”状態です。
この分断があると、せっかくSNSで興味を持ってもらっても、SUZURIの商品ページに遷移したときに期待とのズレが発生してしまい、購入までつながりにくくなります。

投稿→リンク→商品ページの“落差”がコンバージョンを妨げる
たとえば、SNSではやわらかい雰囲気の猫イラストを中心に投稿していて、
その世界観に惹かれてフォロワーになった人がいたとします。
でもその人がリンクからSUZURIの商品ページに飛んだとき、
掲載されていたのが「シンプルな黒背景に無機質な猫シルエットのTシャツ」だったらどうでしょう?
「えっ…雰囲気ぜんぜん違う」
と、直感的に距離を感じてしまうかもしれません。
もちろん、そのTシャツが悪いというわけではありません。
ただ、“投稿から商品ページへの感情の連続性”がなかったことが、判断を迷わせてしまったのです。
ネット上の購買は、感情の“つながり”が重要です。
「この人の投稿、世界観が好き」
「この猫、何度も見てる気がする」
「この色合い、心地いいな」
そういう“なんとなくの好印象”が、次のアクション――つまり「商品を見てみよう」「買ってみよう」につながるのです。
投稿→リンク→商品ページ。
この3ステップで“落差”が発生している限り、コンバージョン率はなかなか上がりません。

「印象のループ」がファンを育てる導線になる
同じ猫・色味・感情構図がつながって見える効果
人は、繰り返し目にするものに親しみを感じやすくなります。
これは「単純接触効果」と呼ばれる心理現象で、広告やブランディングにも活用されている基本の考え方です。
この法則をSNS投稿に応用するとどうなるか
答えはシンプルで、「同じ世界観を、繰り返し・さりげなく見せていくこと」がファン化につながるということです。
たとえば、いつも登場するふわふわの白猫がいて、
その子が春には桜の上で伸び、夏にはうちわの横で眠り、秋には落ち葉を追いかけている……。
そんな投稿が続いていれば、フォロワーの脳内には
「この柔らかい猫=あなたのブランド」
という印象が、自然とインストールされていきます。
ここで重要なのは、派手な個性を出すことではなく、印象の一貫性を保つことです。
輪郭の太さ、配色のトーン、目の描き方、小物の使い方――
これらがバラバラだと、印象は残りません。
逆に、毎回ほんの少しの差異で「同じだけど違う猫」を出していけば、それは“世界観”として定着します。
この「なんとなく見覚えがある」「この人の絵、また見た」と思ってもらうことこそが、ファン化の入り口になります。

あの猫また見た!→誰のだっけ?→リンクへ
実際の導線はとてもシンプルです。
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SNSで猫イラストが流れてくる
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「あ、この感じまた見たことある」と思う
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アカウントに興味を持つ
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プロフィールリンクからSUZURIページを見に行く
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世界観が“つながっている”から安心して商品を見る
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保存、購入、フォローのいずれかに至る
この一連の流れを、“印象のループ”と呼んでいます。
重要なのは、ユーザーが“自然に”このループを辿るようになること。
強引なリンク誘導や「買ってね!」という文言よりも、
「この猫、また見たい」「この空気感、好きかも」
という感情ベースの共鳴を大切にすることが、長期的なファンづくりにつながります。
また、このループは一度きりではありません。
投稿を繰り返すごとに記憶が積み重なり、
「あ、この猫を見るとなんか安心する」「今日も投稿あってうれしい」
という感覚が育っていきます。
つまり、視覚の一貫性は“ブランドの人格化”にまでつながるのです。

SNSで不採用イラストをどう活かす?
兄弟デザイン/ボツ案/登場シーンを分けて投稿
SUZURIで商品化しようと思って描いたけれど、構図がイマイチだったり、印刷映えしなかったりして、ボツになってしまったイラスト。
そうした「採用されなかった絵」は、SNS投稿においては“資産”として活用できる貴重な素材です。
たとえば、商品になった猫のTシャツ用イラストが“座ってこっちを見ている”構図だとします。
その制作過程で描いた“あくびしているラフ”や“後ろ姿で丸まってる別バージョン”なども、
実はファンにとっては「その子のいろんな表情が見られてうれしい」コンテンツになります。
これを「兄弟デザイン」として紹介したり、
「ボツ案だけど、雰囲気が気に入ってるので投稿してみました」と添えるだけで、
投稿がぐっと親しみやすくなります。
また、登場する猫は同じでも、シーンや季節を分けて投稿することで印象の幅も広がります。
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春:お花見のベンチでまどろむ猫(ボツ背景を使う)
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夏:Tシャツの猫と同じ柄のうちわと一緒に寝そべる猫
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秋:SUZURIでは省いた落ち葉の描写を添えて投稿
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冬:商品では印刷に合わなかったこたつ+湯気を表現して出す
こうした展開により、商品で表現できなかった“季節感”や“暮らしの背景”がSNS投稿の中で補完され、
より豊かで共感を呼ぶ「生活に寄り添うブランド」へと進化していきます。
商品ページの“背景ストーリー”にできる
さらに、不採用イラストを単なる投稿ネタにとどめるのではなく、
SUZURIの商品ページとのつながりを意識したストーリー演出にも活用できます。
たとえば、商品ページにこう書いてみるのです:
このTシャツの猫は、SNSでは“こたつに潜ってる姿”も登場しています。
→@アカウント名で見られます。
あるいは、SNSの投稿にこう書くのも効果的です:
この子の兄弟イラストが、SUZURIでTシャツになっています。
→プロフィールリンクからどうぞ🐾
このように「SNS ⇄ 商品ページ」の間に“絵の続き”がある状態をつくることで、
見ている人の中で自然と物語が展開され、親近感や愛着が育ちます。
商品化されなかったからこそ、
SNSでは“暮らしの一部としての猫”を自由に描ける。
そのバリエーションを見たユーザーが、「ああ、この猫、ほんとに生きてるみたいだなあ」と感じたとき、
ブランドとしての魅力がグッと深まっているはずです。

SUZURIページでも“世界観”の橋渡しを
SNSから来た人に「やっぱりこの人だ」と思わせる商品説明
ここまで、SNS投稿から商品ページへと“印象のループ”を作る話をしてきました。
でも、もう一つ重要なピースが残っています。
それが、SUZURIページ内での世界観の仕上げです。
せっかくSNS投稿でファンになってくれた人が、プロフィールのリンクからSUZURIに飛んできた。
この時に、「やっぱりこの人の世界観、好きだな」と思わせることができれば、その場での購入やフォローにつながる確率が一気に高まります。
具体的には、商品説明欄やタイトルの工夫がポイントです。
ただ「Tシャツ(猫)」と書くのではなく、
「朝、こたつから出たくない気持ちを猫で表しました」
「ふわふわな時間を過ごしてほしい1枚です」
など、**投稿のトーンに近い“感情のキャプション”**を添えることで、
SNSで得た“感覚的な印象”が、商品ページでも自然に続いていくのです。
また、イラストが使われている背景やモチーフも、
投稿と合わせて「実はこんな理由で描きました」と説明できると、
より納得感が生まれ、「この人、世界観ちゃんと考えてるんだな」と印象に残ります。
ここでは、商品を“売る”のではなく“つながる”ことを意識するのがポイントです。
販売ページというよりも、「作品を展示する棚」「日常の延長にある物語の1ページ」として整えることが、ファンを育てる第一歩になります。

逆導線:「SNSではこの子の普段の様子も見られます」
さらにもう一歩踏み込むなら、商品ページからSNSへ戻る逆方向の導線も設計しておくと、ファンとの関係性が深まります。
たとえば、SUZURIの商品説明にこう書くこともできます:
この猫の普段の様子は、SNSでゆるゆる発信中です🐾
→@アカウント名(Xリンク)
または:
実はこの子には“兄弟猫”もいます。SNSで日常を描いていますので、よければのぞいてみてください。
こうした一文があるだけで、
商品ページに来た人が「なんかもっとこの世界観に触れたい」と思って、
自発的にSNSに戻ってくれるきっかけになります。
つまり、SNS→SUZURI→SNSという循環型の導線が生まれるのです。
この「一貫した世界観」と「やわらかい回遊性」のセットが、
ブランドへの愛着やファン化、そして自然な購買行動につながっていきます。
このようにして、SUZURIの商品ページを“ゴール”ではなく“中継点”として捉えることで、
投稿→商品→投稿という流れを生み出し、
ただの販売ではない、“ストーリーと感情に根ざしたブランド”が育っていきます。
まとめ|“印象のループ”は、静かに効くブランド戦略だった
SNSとSUZURI、
投稿と商品ページ、
イラストと購買行動――
これらは一見別のもののように見えて、
実は「視覚」と「感情」でつながる一つの流れです。
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投稿と商品で世界観がズレると、興味は切れてしまう
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何度も見る猫・同じ色味・さりげないストーリーの繰り返しが、ブランドを定着させる
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商品にしなかったイラストも、“兄弟”として投稿すれば立派な資産になる
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SUZURIのページにも「あなたらしさ」を添えることで、投稿→商品→投稿の循環が生まれる
このような“印象のループ”を意識することで、
単なる商品紹介ではなく、ファンに寄り添うブランドづくりが実現します。
フォロワーに「なんかこの人の猫、また見たくなる」
購入者に「このTシャツの子、SNSでも見かけた!」
そんな風に思ってもらえる仕組みこそ、長く愛されるブランドの土台です。
次回予告|“透かし”は、無断転載対策だけじゃなかった?
第2部では、SNS投稿や商品画像に入れている**透かし(ウォーターマーク)**に注目します。
「入れると世界観が壊れそう」
「でも無断転載も気になる…」
そんな葛藤に答えを出すのが、
“透明度・位置・サイズ・デザイン”を最適化した透かし運用です。
次回は、実際に透かしを使うメリット・デメリットから、
ブランド強化やファン育成につながる“理想の透かし”の入れ方まで、具体例と一緒に深掘りします。
「控えめだけど印象に残る」
そんな透かしの可能性に興味がある方は、ぜひお楽しみに!

今回はここで終わりにしたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
このブログでは「ChatGPT×副業」をテーマに、AIをフル活用したリアルな副業チャレンジを発信しています🎶
むずかしい話はナシで、「ちょっとやってみたいかも」と思えるような内容を目指しています😁
私は現在、ChatGPTを使ってTシャツのデザインを作って販売したり、
LINEスタンプのキャラ制作に挑戦したりしています👍
デザインの知識ゼロでも、AIの画像生成機能を使えばかなりいい感じになりますよ!
ブログの内容やSEO対策も、ぜんぶChatGPTに相談しながら書いています。
アイデアが出ないときも、相棒みたいに助けてくれます🎶
さらに、楽天ルームのレビュー文章もChatGPTと一緒に考えたり、
X(旧Twitter)の投稿や運用方法も提案してもらったりと、あらゆる場面でAIに頼っています。😅
「AIって便利そうだけど、自分にも使えるのかな?」
と思っている人には、ぜひ読んでほしいです。
このブログは、AI初心者でも副業が始められるように、
体験ベースでわかりやすく書いています。
私の成功も失敗もまるごとシェアしていくので、よかったら気軽に読んでいってくださいね。
Xでも日々の活動をゆるっと更新しているので、ぜひのぞいてみてください!
明日のあなたがより豊かになりますように😌
それでは、おやすみなさい😴



































































