前編では、「ページスピードとは何か」「SEOや収益に与える影響」「遅いことで生じるリスク」などを解説しました。
後編ではいよいよ、具体的にどうやって改善すればよいのか?という実践編に入っていきます。
とはいえ、「表示速度を改善しろと言われても、どこから手をつければ…?」という方も多いはず。
そのため本記事では、**無料で使えるGoogle公式ツール「PageSpeed Insights」**の基本的な使い方からスタートします。
さらに、改善提案の見方や、初心者でも実践できる具体的な対処法まで、わかりやすくステップ形式で解説していきます。
「改善=難しそう」と感じていた方も、読み終わる頃には“今すぐできること”が見えてくるはずです。
SEOもUXも底上げできるページスピード改善、ここから一緒に始めましょう!
- 今回のブログで分かること
- PageSpeed Insightsの使い方
- 改善提案の見方と優先順位の決め方
- 初心者でもできる!具体的な改善策7選
- 改善後のチェックと継続的な見直しのすすめ
- まとめ:PageSpeed対策は“SEOとUX”を底上げする投資
- 関連記事リンク:さらにSEOを強化したい方はこちら!
今回のブログで分かること
- PageSpeed Insightsの使い方
- 初心者でもできる!具体的な改善策7選
PageSpeed Insightsの使い方
まずページスピードの現状を確認するには、Google公式ツール「PageSpeed Insights」を使うのがおすすめです。
使い方はとても簡単で、https://pagespeed.web.dev/ にアクセスし、自分のサイトのURLを入力するだけ。
数秒でモバイルとPCそれぞれのスコア(0〜100点)が表示され、読み込み速度の評価と具体的な改善提案が一覧で確認できます。
さらに、LCP・INP・CLSといった「Core Web Vitals」指標や、「改善できる項目」「診断済み項目」なども自動で表示。
どこが遅いのか・どう改善すべきかを数値とアドバイスの両面から把握できるのが特長です。
まずはこのツールで現状を“見える化”することが、改善の第一歩になります。
SEO対策を充実させるためにPageSpeed Insightsの使い方を解説している
改善提案の見方と優先順位の決め方
PageSpeed Insightsで診断結果を表示すると、「改善できる項目」と「診断済み項目」の2種類のリストが表示されます。
このうち、特に注目すべきなのが「改善できる項目」です。
ここには、ページ表示を遅くしている原因と、それぞれを改善したときにどれだけ速度が短縮されるか(秒単位)が表示されています。
この秒数が大きい順に対策をすれば、最小の労力で最大の効果を得やすいというわけです。
たとえば、「画像を次世代フォーマットに変換」「使用していないJavaScriptを削除」などが頻出します。
一方の「診断済み項目」は、参考情報であって必ずしもすぐに直す必要はありません。
つまり、改善のコツは「すべてを完璧にしようとする」のではなく、“効果が大きく、対応しやすいものから順に着手”すること。
初心者でも、できることから一歩ずつ進めていけばOKです。
初心者でもできる!具体的な改善策7選
PageSpeed Insightsで「改善できる項目」が見えても、「結局、何をどう直せばいいの?」と戸惑う方も多いはず。
そこでここでは、初心者でも今日から実践できる代表的な改善策を7つご紹介します。
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画像をWebP形式に変換
→ 画像ファイルを軽くすることで大幅な速度改善が期待できます。 -
画像サイズを適切にリサイズ
→ 表示サイズより大きな画像は読み込みのムダです。 -
JavaScriptやCSSの遅延読み込み
→ ページの表示を妨げないように調整しましょう。 -
キャッシュの有効化
→ 再訪問時の表示が一気に速くなります。 -
高速化プラグインを活用(WPユーザー)
→ 「LiteSpeed Cache」などが効果的です。 -
サーバー環境の見直し
→ 表示速度の“土台”を整えるのも大切です。
① 画像をWebP形式に変換
画像はページ表示速度を大きく左右する要素のひとつです。
従来のJPEGやPNG形式はファイルサイズが大きく、読み込みに時間がかかることがあります。
WebP(ウェッピー)は、Googleが推奨する軽量かつ高画質な次世代画像フォーマットで、通常の画像よりも約30〜80%ほどサイズを小さくできます。
無料の画像変換ツール(Squoosh・Convertioなど)や、WordPressの画像最適化プラグインを使えば、初心者でも簡単に変換可能。
画像をWebPにするだけで、スコア改善に直結するケースも多いため、まず着手したい施策です。
② 画像サイズを適切にリサイズ
画像の“見た目の大きさ”と“実際のサイズ”が合っていないと、読み込むデータ量が増え、無駄に表示が遅くなります。
たとえば、表示サイズが300pxなのに、1000pxの画像を使っていると、それだけで読み込み負荷が増します。
これを防ぐには、画像をアップロードする前に表示サイズに合わせてリサイズするのが基本です。
CanvaやPhotopeaなど、無料の画像編集ツールを使えば、簡単にサイズ調整可能。
PageSpeed Insightsで「適切なサイズの画像を使用してください」と表示されたら、まずこの対応を見直しましょう。
③ 不要なプラグインを削除
WordPressでは、便利な機能を追加できるプラグインが豊富ですが、使っていないプラグインが残っていると、表示速度に悪影響を与えることがあります。
理由は、不要なプラグインでもJavaScriptやCSSが読み込まれてしまうことがあるためです。
とくにSNSボタン・スライダー・外部連携系のプラグインは重くなりがち。
定期的にプラグインの整理を行い、「本当に使っているかどうか?」を見直しましょう。
“機能が多ければ良い”ではなく、“必要最低限”がスピード改善のカギです。
④ JavaScriptやCSSの遅延読み込み
JavaScriptやCSSファイルは、ページの見た目や動きに関わる重要な要素ですが、読み込みが遅いと表示の邪魔をすることもあります。
とくに、ページの最上部で重たいスクリプトが読み込まれていると、その後の表示が遅れてしまう原因に。
これを避けるには、「遅延読み込み(defer)」や「非同期読み込み(async)」の設定が効果的です。
WordPressなら、「WP Rocket」や「Asset CleanUp」といったプラグインを使えば、コードに詳しくなくても簡単に設定可能。
ページの初速を上げるには、非常に有効なテクニックです。
⑤ キャッシュの有効化
キャッシュとは、一度表示したページのデータをユーザーのブラウザに一時保存する仕組みです。
キャッシュを有効にしておけば、次回以降そのページを開くときにサーバーに毎回アクセスする必要がなくなり、表示が圧倒的に速くなります。
とくにトップページやよく見られる記事では、キャッシュの効果が大きく、スコア改善にもユーザー満足度にも直結します。
WordPressでは「LiteSpeed Cache」「WP Fastest Cache」などのプラグインを使えば、数クリックで簡単にキャッシュ設定が可能。
一度設定すれば、自動的に処理してくれるので、初心者にもおすすめの改善策です。
⑥ 高速化プラグインを活用(WordPressユーザー向け)
WordPressを使っている方なら、高速化専用プラグインを導入することで、複数の改善施策を一括で管理できます。
たとえば「LiteSpeed Cache」は、画像最適化・キャッシュ・遅延読み込み・圧縮処理などをオールインワンで対応可能。
「WP Rocket」や「Autoptimize」も人気で、設定画面からチェックを入れるだけで自動処理されるのが魅力です。
コードの知識がなくても、最適なスピードチューニングが簡単にできるため、初心者にとっても非常に強力な味方になります。
導入後はPageSpeed Insightsで効果を確認するのがポイントです。
⑦ サーバー環境の見直し
どれだけ画像を圧縮しても、スクリプトを軽くしても、サーバーそのものが遅ければ限界があります。
とくに無料や格安レンタルサーバーでは、同じサーバー内の他サイトとリソースを共有している場合も多く、表示速度が安定しないことがあります。
そのため、改善が頭打ちになった場合は、サーバーの切り替えも選択肢のひとつ。
国内では「ConoHa WING」「エックスサーバー」などが表示速度に定評があり、PageSpeedスコアの向上にもつながるケースが多いです。
表示速度=土台の質でもあるため、根本的な見直しも長期的には重要です。
改善後のチェックと継続的な見直しのすすめ
PageSpeed対策は「一度やれば終わり」ではありません。
なぜなら、記事の追加・画像の増加・プラグインの導入・テーマの変更など、サイトは運営するうちにどんどん変化していくからです。
そのたびに、表示速度が遅くなる要因も増えていきます。
だからこそ大切なのは、改善後の定期チェックとメンテナンス。
PageSpeed Insightsをブックマークして、月1回程度の診断を習慣化するだけでも、スコアの乱れに早く気づけます。
特にモバイル表示は、環境によって影響を受けやすいため、PCよりモバイルスコアの確認を優先するのがコツです。
また、リライトや新記事公開のタイミングで速度もチェックすると、SEOの効果測定にも役立ちます。
PageSpeed対策は、継続こそが力。
“快適なサイト”を維持し続けることが、検索上位とユーザー満足度を両立させるカギとなります。
まとめ:PageSpeed対策は“SEOとUX”を底上げする投資
ページの表示速度は、ユーザー体験(UX)だけでなく、検索順位や収益性にまで影響を与える重要な指標です。
遅いページは、それだけで読まれずに閉じられ、直帰率の増加・SEOスコアの低下・収益悪化といった悪循環を招きます。
しかしありがたいことに、PageSpeedの改善は無料ツールと基本対策だけでも効果が出やすい分野でもあります。
今回ご紹介したように、
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PageSpeed Insightsで現状を診断
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改善提案をもとに優先順位を決定
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画像最適化・キャッシュ設定・スクリプト整理などから着手
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高速化プラグインやサーバー見直しも検討
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改善後も定期チェックを習慣化
といったステップを踏めば、初心者でも無理なく表示速度を改善することができます。
PageSpeedは“1回きりの対策”ではなく、“継続的なチューニング”が成果を左右します。
**SEOにも、読者の満足度にも、すべての面で効果を発揮する「裏方のヒーロー」**とも言えるこの分野を、ぜひこの機会にしっかり押さえておきましょう!
関連記事リンク:さらにSEOを強化したい方はこちら!
表示速度が整ったら、次はコンテンツ・検索キーワード・リンク構造など他のSEO要素にもアプローチしてみましょう👇
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▶【前編はこちら】PageSpeedとは?表示速度の基本とSEOに与える影響を初心者向けに解説
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▶【Googleサーチコンソール活用法】検索キーワードから改善点を発見しよう
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▶【Ahrefs Webmaster Tools】被リンクや内部SEOエラーを無料で一括診断
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▶【ラッコキーワードの使い方】検索ユーザーの意図を見抜くキーワード設計術
SEO対策は「速さ × 読まれやすさ × 意図理解」の掛け算です。
PageSpeed対策を土台に、あなたのサイトをより“強く、見られるサイト”へ育てていきましょう!
今回はここで終わりにしたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
このブログでは「ChatGPT×副業」をテーマに、AIをフル活用したリアルな副業チャレンジを発信しています🎶
むずかしい話はナシで、「ちょっとやってみたいかも」と思えるような内容を目指しています😁
私は現在、ChatGPTを使ってTシャツのデザインを作って販売したり、
LINEスタンプのキャラ制作に挑戦したりしています👍
デザインの知識ゼロでも、AIの画像生成機能を使えばかなりいい感じになりますよ!
ブログの内容やSEO対策も、ぜんぶChatGPTに相談しながら書いています。
アイデアが出ないときも、相棒みたいに助けてくれます🎶
さらに、楽天ルームのレビュー文章もChatGPTと一緒に考えたり、
X(旧Twitter)の投稿や運用方法も提案してもらったりと、あらゆる場面でAIに頼っています。😅
「AIって便利そうだけど、自分にも使えるのかな?」
と思っている人には、ぜひ読んでほしいです。
このブログは、AI初心者でも副業が始められるように、
体験ベースでわかりやすく書いています。
私の成功も失敗もまるごとシェアしていくので、よかったら気軽に読んでいってくださいね。
Xでも日々の活動をゆるっと更新しているので、ぜひのぞいてみてください!
明日のあなたがより豊かになりますように😌
それでは、おやすみなさい😴