前編では、Ahrefs Webmaster Tools(AWT)の基本機能や、無料で使える強みについてご紹介しました。
後編では、いよいよ実際の使い方を初心者向けにステップ形式で解説していきます。
AWTは、被リンクや内部エラーなどSEO改善に役立つ要素を幅広くチェックできるツールですが、いざ使おうとすると「登録方法がわからない」「どこを見ればいいのか不安」という声も多いです。
そこで本記事では、Googleサーチコンソールとの連携方法から始まり、被リンクの確認方法、内部エラーの見方、そしてSEO改善への活用法まで、しっかりと段階を追って紹介します。
この記事を読めば、AWTを“見るだけのツール”から“成果につなげる武器”として活用できるようになります。
SEO対策をワンランク引き上げたい方は、ぜひこのまま読み進めてみてください!
登録手順とサイト追加の流れ
Ahrefs Webmaster Toolsを使うには、まずGoogleサーチコンソールと連携して所有権を確認する作業から始めます。
そのため、事前にサーチコンソールに自分のサイトを登録しておくことが必要です。
AWT公式ページ(https://ahrefs.com/webmaster-tools)にアクセスし、「Sign in with Google(Googleでログイン)」をクリックします。
その後、サーチコンソールと連携するGoogleアカウントを選択し、アクセス権を許可。
これにより、AWTがサーチコンソールからサイトの所有権を自動確認します。
登録が完了すると、すぐにAWTの管理画面に遷移し、自分のサイトの被リンク数・内部エラー・オーガニック流入キーワードなどが自動で取得・表示されます。
設定はわずか数分で完了。特別なコードの設置も不要なので、初心者でも安心して導入できるのが魅力です。
被リンク分析のやり方と活用ポイント
Ahrefsといえば「被リンク分析」が最大の強み。
AWTでもこの機能が無料で使えます。
管理画面の「Backlinks」タブを開くと、自分のサイトに向けられた外部リンクの一覧が表示されます。
リンク元のページタイトル、ドメイン名、アンカーテキスト、リンクの種類(フォロー/ノーフォロー)などを確認できます。
また、「New」「Lost」などの項目から、新しく獲得したリンクや、失われたリンクの推移も把握できます。
特に注目したいのは、「ドメインの質」。
信頼性の高いサイトからのリンクはSEO効果が大きく、逆にスパム性の高いサイトからのリンクはペナルティのリスクを伴うことも。
こうしたリンクを早期に把握することで、正しく評価されるコンテンツ作りや、被リンク対策の改善にも役立ちます。
定期的なチェックを習慣にしましょう。
内部SEOの診断と改善のヒント
Ahrefs Webmaster Toolsでは、自サイト内のSEOエラーや改善点を自動的に診断してくれる機能も搭載されています。
管理画面上の「Site Audit」タブから、クロール結果を確認できます。
たとえば以下のような項目がレポートとして表示されます:
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titleタグやmeta descriptionの重複・未設定
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内部リンクの断絶やリンク切れ
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ページ速度の遅延や画像のalt属性不足
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noindexやcanonical設定の誤り など
それぞれの問題には「Severity(重大度)」が色分けされており、優先的に修正すべき項目がひと目でわかるのが特長です。
また、どのページでどの問題が起きているかも詳細に表示されるため、初心者でも迷わず修正に取り組めます。
内部SEOは放置すると検索順位の低下を招くため、定期的なクロールチェックを習慣化することが、長期的なSEO成功の鍵となります。
● titleタグやmeta descriptionの重複・未設定
検索エンジンがページの内容を正しく理解し、ユーザーに魅力を伝えるうえで、titleタグやmeta descriptionは非常に重要な要素です。
Ahrefs Webmaster Toolsでは、全ページのtitleやdescriptionの内容を自動でクロールし、未設定の箇所や重複している項目をレポート表示してくれます。
たとえば「タイトルが空欄のページが3つあります」や「同一のdescriptionが10ページに設定されています」といった指摘が表示され、改善が必要な部分をひと目で確認できます。
これらを最適化することで、クリック率やSEO評価の向上につながります。
● 内部リンクの断絶やリンク切れ
Webサイト内のリンクが正しくつながっていないと、ユーザーもクローラーもページをスムーズに巡回できません。
AWTの内部SEO診断では、リンク切れ(404エラー)や孤立したページ(他ページからリンクされていない)を検出してくれます。
特に、リライトやページ削除のあとに発生しやすい問題なので、定期的に確認しておくことでユーザビリティとSEOの両方を保つことができます。
リンクエラーを修正することで、クロール効率が上がり、検索順位への好影響も期待できます。
● ページ速度の遅延や画像のalt属性不足
ページの表示速度は、Googleが正式にランキング要因と認めている重要な要素です。
AWTでは、読み込み時間が遅いページを自動で特定し、画像のファイルサイズや圧縮不足も合わせて指摘してくれます。
また、画像にalt属性(代替テキスト)が設定されていない場合もエラーとして表示され、アクセシビリティ改善や画像検索からの流入対策として修正が推奨されます。
このような細かい改善点を一括で把握できるのは、内部SEOの最適化において非常に役立つポイントです。
● noindexやcanonical設定の誤り
Googleがページを適切にインデックスするためには、noindexタグやcanonicalタグの正しい設定が欠かせません。
AWTでは、noindexが誤って付与されているページや、canonicalの指定ミスがあるページを検出してくれます。
たとえば、公開すべきページにnoindexがあると検索結果に表示されず、大きなアクセス損失の原因になります。
こうした技術的なミスは見落としやすいため、自動で発見・可視化してくれるAWTの診断機能は非常に有用です。
活用の実例と定期運用のコツ
Ahrefs Webmaster Toolsは、単にSEOデータを眺めるだけでなく、“改善”に活かしてこそ真価を発揮するツールです。
ここでは、具体的な活用例と運用のコツを紹介します。
たとえば、内部エラーのレポートを週1回チェックし、リンク切れやタイトル重複を優先的に修正することで、クローラーの巡回効率が向上。
また、被リンクの「New」タブを見れば、どのコンテンツが自然にリンクを獲得しているかが分かり、ヒット記事の傾向分析にも使えます。
さらに、キーワードデータを参考にして「意外と順位がついているワード」を発見すれば、そこを軸にリライトを行い、流入を増やすチャンスにもつながります。
コツは、「毎月1回のSEO健康診断」として活用すること。
数値を“読むだけ”で終わらせず、“次のアクションにつなげる”習慣が、SEO成果の鍵になります。
まとめ:Ahrefs Webmaster Toolsは“SEO改善の入口”に最適な無料ツール
Ahrefs Webmaster Tools(AWT)は、無料ながら高精度なSEO分析を可能にする非常に優れたツールです。
Googleサーチコンソールと連携するだけで、自分のサイトの被リンク・内部エラー・検索キーワード・トラフィック状況などを一括で可視化できます。
特に、被リンクの質と量を把握する機能や、内部SEOエラーの自動診断機能は、初心者にとって「どこをどう直せばいいか」が明確になる点で非常に実用的です。
また、オーガニックキーワードの順位確認もできるため、SEO施策の結果を数字で振り返ることができ、改善の方向性が立てやすくなります。
1サイト限定という制限はあるものの、副業ブログや個人事業レベルの運用であれば十分な範囲です。
さらに、使い方に慣れてきたら、他の無料SEOツールと組み合わせて使うことで、より効果的なSEO対策が可能になります。
「今の自分のサイトの状態を知る」ことは、SEO成功の第一歩。
AWTはまさにその一歩を支えてくれる、“無料で使えるプロ仕様ツール”として活躍してくれます。
SEO改善を加速する次のステップはこちら!
Ahrefs Webmaster Toolsを使いこなしたら、次は他の無料SEOツールと連携して、さらにSEO力を磨いていきましょう👇
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▶【前編】Ahrefs Webmaster Toolsとは?無料で使えるSEO分析ツールの基本と主な機能を紹介
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▶【Googleサーチコンソール入門】検索データを活かした記事改善の第一歩
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▶【ラッコキーワードの使い方】検索意図を深く掘り下げて読まれる記事構成をつくる
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▶【Ubersuggest入門】競合分析と検索ボリュームの把握に役立つ無料ツール
SEOは1つのツールだけで完結しません。
目的に応じてツールを“線でつなぐ”ことで、SEOの「分析 → 改善 → 成果」の流れを構築できるようになります。
あなたのSEO対策が、さらに深く・広く、そして効果的になることを願っています!
今回はここで終わりにしたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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私は現在、ChatGPTを使ってTシャツのデザインを作って販売したり、
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明日のあなたがより豊かになりますように😌
それでは、おやすみなさい😴