AIクローラー方針が決まったら、次はいよいよ“実装と運用”です。
とはいえ、robots.txt の書き方って意外と曖昧で、「どこまで塞げばいいの?」「AIクローラーだけ禁止できる?」など、細かい迷いが生まれがちですよね。
実装ではまず
“広く許可して例外で塞ぐ”か、“広く禁止して例外で開ける”
どちらの戦略を取るのかを決めるのがスタートラインになります。
さらに、AIクローラーはすべてが完全に robots を遵守するわけではないため、
ログ監視 → 設定見直し → 公開更新 のループを回せる状態にしておくことが重要です。
後編では、
-
robots.txt の代表テンプレ
-
領域ごとの設定例
-
ログのどこを見れば異常に気付けるか
-
例外申請の扱い
-
ボット名称変更への追従方法
など、実務者が“迷わず・事故らず”運用できるように、具体的な型で整理していきます。
前編で作った方針を、ここで実際の運用へ落とし込みましょう!
本記事でわかること(箇条書き)
-
許可ベース/禁止ベース の2つの基本戦略と、選ぶための判断基準
-
AIクローラー(Google-Extended / GPTBot / PerplexityBot / ClaudeBot など)ごとの robots 設定例
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許可寄り/部分許可/禁止寄り の代表テンプレ(そのまま使える形)
-
領域別の線引き(公開記事・画像・管理画面・検索結果など)
-
ログ監視のポイント(AI系UAのヒット、帯域、急増、エラー)
-
異常検知→是正フロー をどう設計するか
-
四半期レビュー(ボット名称変更/新UA登場/方針変更への追従)
-
公開ポリシーへの反映方法と、問い合わせ窓口の整備
戦略の選択(許可ベース or 禁止ベース)
AIクローラーの実装に入るとき、一番最初に決めるのが
「許可ベースでいくか? 禁止ベースでいくか?」
という“入り口の戦略”です。
ここを曖昧にしたまま書き始めると、
-
許可したつもりが禁止されていた
-
一部だけ守りたいのに全部ブロックされてしまう
-
野良クローラーを意図せず招き入れる
など、robots.txt にありがちな“事故”が起きがちです。
まずは、それぞれの特徴を整理して、自分のサイトに最適な方向を決めましょう。

許可ベース — 露出重視。会員・管理・検索など明確な禁域だけ塞ぐ
許可ベースは、最もシンプルでミスが少ない戦略です。
基本的には 「すべてAllow。守りたいところだけ個別にDisallow」 という考え方になります。
このやり方が向いているのは、
-
公開記事の露出を広げたい
-
AIクローラーによる引用や要約を歓迎したい
-
自社コンテンツの差別化はそこまで厳しく管理しない
-
サイト構造がシンプルで、公開領域と管理領域が明確に分かれている
というケース。
許可ベースのメリットはとても分かりやすくて、
「禁止したい場所だけ確実に塞げばOK!」
という直感的な運用ができる点です。
たとえば:
-
/admin/ -
/draft/ -
/search/
のような“塞ぐべき場所”にだけ Disallow を書けばよく、あとは放置でも事故りにくい構造になります。
一方で、
「画像は守りたい」「特定カテゴリだけ学習させたくない」
という“微調整”が多いサイトだと、禁止箇所が増えて扱いが複雑になることがあります。
まずは露出を重視したいメディアや、AI回答に載りたいサイトに最適な戦略です。
禁止ベース — 保護重視。記事/カテゴリ等の明確な許可パスだけ開ける
禁止ベースは、
「すべてDisallow。AIに読ませたいところだけAllow」
という逆方向の戦略です。
この方法が向いているのは、
-
有料コンテンツ・専門分析記事を守りたい
-
独自ノウハウが競争優位になっている
-
AIによる要約・再利用をできるだけ抑えたい
-
誤引用や誤学習のリスクを最小化したい
といった、“守りの強さ”を重視するサイトです。
例えば /blog/public/ のような公開用の一部だけ Allow し、
それ以外を全部塞ぐことで、
「AIに読ませていい場所」だけを明示的に解放する
という方式になります。
禁止ベースの最大のメリットは、
「想定外のクロールを最初からシャットアウトできる安心感」
が強いこと。
ただし注意点として、
Allow の記述順、対象パス、User-Agent の指定など、
設定ミスが起きると“全部読めなくなる”事故が発生しやすい
というデメリットもあります。
運用精度は求められますが、コンテンツ価値が高いサイトには最適です。
領域の切り分け — /admin/, /draft/, /search は共通で禁止、公開記事は方針に従う
許可ベースでも禁止ベースでも、
「どちらでも必ず禁止すべき領域」 が存在します。
それが以下の3つ:
-
/admin/(管理画面)
-
/draft/(下書き・プレビュー)
-
/search/(サイト内検索結果)
これらは AI クローラー以前の問題として、検索クローラーにも見せるべきではありません。
また、
-
会員領域(/member/, /mypage/)
-
決済領域(/paywall/)
-
非公開のPDFや資料置き場
も、基本は全面的に禁止です。

そしてこの章のポイントは、
“公開記事は方針(許可寄り/部分許可/禁止寄り)に応じて扱いが変わる”
ということ。
つまり:
-
公開記事 → 許可 or 部分許可 or 禁止
-
管理/下書き/検索 → どの方針でも完全禁止
という“二層構造”になっているわけですね。
この切り分けを早めに決めておくと、後の robots.txt 設計がグッと楽になります。
robotsルールの代表テンプレ(例示・コピペ可)
AIクローラー方針を実装する際に一番悩むのが、
「実際どんな robots.txt を書けばいいの?」
という部分だと思います。
ここでは、
許可寄り/部分許可/禁止寄りの3パターンを、そのままコピペできる形でまとめました。
前編で決めた方針に合わせて、この中から一番近い型をベースに調整すれば“実務で迷わない”状態になります。
※ボット名は例示です。実際には、公開されている最新の User-Agent 表記を確認して揃えてください。

A. 許可寄り(生成AIにも積極露出)
こんなサイトに向いている!
-
公開記事への間接流入を増やしたい
-
AIによる要約・引用を歓迎したい
-
コンテンツ価値の大半が“無料公開前提”
-
ノウハウ型ブログ・オウンドメディアなど
最もシンプルかつ事故の少ない設定です。
robots.txt(例)
# 検索用クローラーは全面許可
User-agent: *
Disallow:
# 生成AIクローラーも許可
User-agent: Google-Extended
Allow: /
User-agent: GPTBot
Allow: /
User-agent: PerplexityBot
Allow: /
User-agent: ClaudeBot
Allow: /
# 非公開領域は共通で禁止
User-agent: *
Disallow: /admin/
Disallow: /draft/
Disallow: /search
ポイント
-
Allow/Disallow の競合が起きにくい“直球スタイル”
-
管理・下書き・検索結果だけ確実に塞ぐ
-
メディア成長期の“攻めの型”として最適
B. 部分許可(記事のみ許可、画像や特定カテゴリは抑制)
こんなサイトに向いている!
-
記事は拡散したいけど、画像やPDFは守りたい
-
特定のカテゴリだけは学習対象にしたくない
-
オリジナル図版が多いメディア
-
“守りと攻めのバランス”を取りたいケース
もっとも採用率の高い“現実解”です。
robots.txt(例)
# 既定は許可
User-agent: *
Disallow:
# 画像・素材はAI用途を抑制(パスは環境に合わせて)
User-agent: Google-Extended
Disallow: /media/
User-agent: GPTBot
Disallow: /media/
User-agent: PerplexityBot
Disallow: /media/
User-agent: ClaudeBot
Disallow: /media/
# 管理/検索は共通禁止
User-agent: *
Disallow: /admin/
Disallow: /draft/
Disallow: /search
ポイント
-
テキストは許可・画像はブロックという“分離型”
-
画像・PDF・スライドなど権利が強い素材を守れる
-
必要に応じてカテゴリ単位で追加の Disallow を付けてもOK
C. 禁止寄り(生成AIの利用を広く抑制)
こんなサイトに向いている!
-
有料コンテンツ・専門分析記事を守りたい
-
競合に内容を模倣されたくない
-
AI に要約してほしくない
-
誤引用や誤学習によるブランドリスクを最小化したい
保護の優先度が高いサイト向けの“防御型”テンプレです。
robots.txt(例)
# 検索用は許可、生成AIは全面禁止
User-agent: *
Disallow:
User-agent: Google-Extended
Disallow: /
User-agent: GPTBot
Disallow: /
User-agent: PerplexityBot
Disallow: /
User-agent: ClaudeBot
Disallow: /
# 非公開領域は共通禁止
User-agent: *
Disallow: /admin/
Disallow: /draft/
Disallow: /search
ポイント
-
AIクローラーを完全に排除する最も分かりやすい設定
-
ただし露出効果は最小化される
-
検索クローラーとは明確に分けて運用できる
-
メタ情報や構造化データで“検索向け要約”を強化するとバランスが良い
補足:テンプレ運用の注意点
-
Allow / Disallow の優先順位は、記述順・具体性・User-Agent の指定範囲に依存します
-
ワイルドカード (
*) で包括指定すると予期せぬ禁止が起きることも -
一部ボットは robots を“完全には守らない”ため、重要領域は WAF やレート制限で補完
-
画像ディレクトリは最初から別パスに分けておくと運用がラク
テンプレはあくまで“型”なので、自サイトの構造・収益モデル・権利関係に合わせて微調整するのが最終仕上げになります。
領域別の“線引き”チェックリスト
robots.txt を実装するときにもっとも大切なのは、
「どの領域を許可し、どの領域を必ず禁止するか?」をブレずに決めておくこと。
AIクローラー方針はもちろん、検索クローラー対策やサーバー負荷対策にも直結するため、
ここでの“線引き”が後の運用コストを大きく左右します。
まずは、ほぼすべてのサイトに共通するチェックリストを整理していきましょう。
公開記事:方針どおり許可/禁止
公開記事(例:/blog/, /article/)は、
あなたのサイトのコンテンツ価値そのもの。
ここは前編で決めた方針に沿って、
-
許可寄り → 全面許可
-
部分許可 → 記事のみ許可・特定カテゴリは禁止
-
禁止寄り → 一部の記事のみ Allow
というように扱いを分けます。
ポイントは、**“記事の種類やカテゴリで扱いを変えられる”**ということ。
たとえば:
-
ノウハウ記事:許可
-
収益直結の専門記事:禁止
-
トレンド系:許可
-
体系化された独自メソッド:禁止
のように、価値の差に合わせて線を引いてOKです。
公開記事は、許可するのか・守るのか——
ここが AI クローラー戦略の核心になります。
画像/添付:再利用されたくない素材は別パスに分離しやすく
画像やPDF、スライド、添付ファイルは、
AIに学習されることで“再利用されてしまう”リスクが最も高い領域。
特に以下のようなものは要注意です:
-
有料素材(写真AC・Adobe Stock など)
-
自作図解・インフォグラフィック
-
制作会社との契約素材
-
有料レポートPDF
-
プロダクト内部資料
これらは、
画像専用ディレクトリをまとめて Disallow する のが定番です。
例:
/media/
/img/
/assets/
/pdf/
今回の後編テンプレでも触れたように、
“テキストだけ許可/画像は全禁止”という分離モデルは実務上かなり使いやすいです。
守りたい素材ほど、専用パス+AIクローラーのみ禁止 が一番安全で管理もしやすくなります。
会員/下書き/管理:必ず禁止(検索/AIともに)
この領域は、AIクローラー以前の問題として
絶対に公開してはいけない“禁域” です。
-
/admin/(管理画面) -
/draft/,/preview/(下書き) -
/member/,/mypage/(会員) -
/paywall/(有料エリア) -
/private/(内部ファイル置場)
たとえ検索クローラーが見に来ても困るので、
AIクローラーに対しては言わずもがな 完全禁止 です。
特に危険なのが「予想外に公開される下書きURL」。
プレビュー用URLが推測可能なCMSもあるため、
draft / preview / temp など心当たりのあるパスはすべて塞いでおきましょう。
サイト内検索結果/一覧:価値が薄いため原則禁止(AI/検索ともに)
-
/search?q= -
/category/xxx/page/2 -
/tag/yyy/page/3 -
/archive/
などの「機械生成された一覧」は、
価値が薄く、重複も多く、負荷も高い という“三重苦”の領域です。
AIクローラーから見てもほぼメリットがないため、
ここは 原則 Disallow 一択。
禁止してもユーザーへの影響はまったくありませんし、
むしろクローラーの無駄な巡回を減らすことでサーバー負荷も下げられるので一石二鳥です。
テスト/プレビュー:漏れ防止のため確実に禁止
地味に重要なのが “テスト用パス”。
開発者だけが使っているつもりでも、URLが外部に流出したり、ボットに拾われたりする可能性があります。
例:
-
/stg/ -
/test/ -
/sandbox/ -
/beta/
こういった場所は 優先して禁止 しておくと、後々のトラブルを未然に防げます。
以上が、ほぼすべてのサイトに共通する 領域別の線引きチェックリスト です。
“どの領域を守るか”を明確にしておくと、robots 設定も必ず迷いにくくなります。
監視と見直しサイクル
robots.txt を設定して終わり…ではありません。
AIクローラーは“静的な存在”ではなく、
アクセス頻度もUA(User-Agent)も仕様も日々アップデートされ続ける という特徴があります。
そのため、AIクローラー方針の運用は
「ログ観測 → 異常検知 → 是正 → 公開ページの更新 → 定期見直し」
というサイクルで回すのが鉄則です。
ここでは、CMS担当者でも迷わずチェックできるように、見るべきポイントと見直しタイミングを“型”にして整理します。

ログ観測 — 毎週:AI系UAのヒット/ブロック、5xx/4xx、帯域
まず最初のステップは「見る習慣を作ること」。
AIクローラーを扱う運用では、次のログ項目を最低限チェックします。
見るべきログ例:
-
AIクローラーのアクセス数(GPTBot / PerplexityBot / ClaudeBot / Google-Extended など)
-
Disallow に該当するパスへのアクセス(ブロックの効き具合)
-
4xx/5xx エラーの急増
-
帯域の急増(負荷)
-
特定パスへの連続アクセス(bot行動の偏り)
AIクローラーは、数日でUAが微変更されることがあるため、
“週1〜隔週” くらいのペースがちょうどいいです。
特に PerplexityBot は巡回がやや積極的な傾向があるため、
記事更新直後の“高頻度アクセス”を把握しておくと安心です。
ログは、
-
Apache / Nginx の access.log
-
CDN(Cloudflare、Fastly)のログ
-
サーバーダッシュボード(帯域)
など、どれかひとつ見られれば十分運用できます。
異常検知 — 設定ミス(思わぬ許可/禁止)、急増UA、高頻度アクセス
ログを見続けると、次のような“違和感のサイン”に早く気づけるようになります。
よくある異常:
-
意図しないパスへの AI クローラーのアクセス
└ 例:画像をブロックしたつもりが、別ディレクトリは開いていた… -
特定UAの急増
└ GPTBot が急に倍増 → 要注意 -
海外IPからの高頻度アクセス
└ bot風の挙動ながら UA が偽装されているケースも -
Disallow を無視したような巡回
└ 一部のbotは完全遵守とは限らない -
同一パスに数十回連続アクセスが発生
└ サイト構造上のボトルネックの可能性
異常の初期兆候に気づくための最大のポイントは、
「普段のアクセス量の感覚をつかんでおくこと」 です。
とくに AI 系UAは、検索クローラーより波が大きいので、
「今日のアクセス、多くない?」という違和感が非常に役立ちます。
是正フロー — ①原因切り分け → ②robots 修正 or WAF調整 → ③周知(公開ページ更新)
異常に気づいたら、すぐに対応フローに入ります。
① 原因の切り分け
-
robots の書き方ミス?
-
UA表記の変更?
-
botの挙動変更?
-
プラグインやCMS側が生成した新パス?
“どこにズレが発生したのか”をまず短時間で把握します。
② robots.txt の修正 または WAF の調整
botが robots を完全に守らない場合は、
WAF(レート制限 / IP ブロック) も検討します。
※ WAF設定は具体的な製品UIの説明を避け、あくまで概念として扱うのが本記事の方針。
③ 公開ポリシーの更新
AIクローラー方針ページに
-
ボット名称の変更
-
禁止/許可範囲の変更
-
特例の付与
などを反映します。
公開ポリシーの更新を忘れると、
外部から方針が“古い”ままに見えるため、必ずセットで行うのがベスト。
定期見直し — 四半期で方針レビュー(新UA/名称変更/規約更新への追従)
AIクローラーを取り巻く環境は、
3〜6ヶ月単位で仕様がガラッと変わる ほど流動的です。
そのため、方針文書と robots 設定の見直しは
四半期(3ヶ月)に1回 がちょうどいいペース。
見直すポイントは以下:
-
新しいAIクローラーが登場していないか?
-
既存UAの名称変更が起きていないか?
-
クローラーの遵守性が変わっていないか?
-
自社の収益モデルは変わっていないか?
-
記事カテゴリに“新たに守るべき領域”は生まれていないか?
特に「名称変更」は見逃しやすく、
古いUAをブロックして新しいUAは開けっぱなし
という事故が起きやすいポイントです。
四半期レビューを“必ずやる行事”にしておくと、
AIクローラー方針はいつでも最新で、実態とズレない状態が保てます。
公開と周知
AIクローラー方針は、robots.txt と内部設定だけではまだ“半分”です。
実務で抜けやすいのが、「方針をどう公開し、関係者にどう周知するか?」 という後処理。
公開ページを整えておくと、
-
AIクローラー側(特に大手)がポリシーを参照しやすくなる
-
外部からの問い合わせが減る
-
社内の判断がブレにくくなる
というメリットがあり、実は運用面でかなり効きます。
ここでは、外部公開と内部連絡の“線引き”を明確にしながら、最小構成で運用できる方法をまとめます。

サイトポリシーに明記 — 「AIクローラー扱い」の短文をフッタからリンク
まずは、外部向けに公開する「AIクローラーポリシー」ページの設置です。
長文にする必要はなく、A4一枚・300〜600字ほどで十分。
書く内容は主に3つ:
-
AIクローラーの扱い方針(許可/禁止/部分許可)
-
その理由(ブランド露出・独自性保護など)
-
対象範囲(記事/画像/会員/検索結果)
これらを“簡潔に”まとめ、
フッタから1リンクでアクセスできる場所に置いておくのがベストです。
AIクローラーは、サイトフッタのポリシーページを参照することが多いため、
リンクが深すぎると参照されにくくなるという実務上の注意点もあります。
また、公開ページを作っておくと、
「AIに勝手に学習されてない?」という質問が来た場合に
そのURLを渡せば説明が済むという利点もあります。
外部向けには“シンプルに”。
内部情報は出しすぎないのがポイントです。
問い合わせ窓口 — 方針に対する連絡先を一本化
AIクローラー方針を公開すると、まれに
-
AIベンダーからの確認依頼
-
メディア・研究機関からの問い合わせ
-
利用者からの質問(「AI学習されるの?」)
などが来ることがあります。
そのため、公開ページには
**「方針に関するお問い合わせ先」**を一行で明記しておくのがおすすめです。
例:
本ポリシーに関するお問い合わせは、info@xxxxx までお願いいたします。
ここで重要なのは、
AIクローラー専用の窓口を作らなくていい という点。
既存の問合せ窓口で問題ありません。
一本化しておくと、
-
鳥瞰的に「どんな問い合わせが来ているか」把握しやすい
-
例外申請(内部用)との整合性を取りやすい
-
外部とのコミュニケーション履歴を残しやすい
など、運用の透明性が上がります。
また、窓口は“実務が回る場所”に置くのが最適で、
担当不在で流れるのが一番危険です。
記事単位の注記 — 特定記事/素材で別扱いがある場合は注記で明示
意外と便利なのが 「記事単位の注記」 です。
特定の記事だけ AI クローラー扱いを変えたい場合は、
記事の冒頭やフッタに短文で書いておくと後々の混乱を防げます。
例:
※本記事に掲載されている図版・画像は AI クローラーによる二次利用を許可していません。
※本記事内の一部コンテンツは AI クローラーから除外しています。詳細はAIクローラーポリシーをご確認ください。
“部分禁止”を採用しているサイトではとくに有効で、
-
一部の図解だけ守りたい
-
表示は公開、でもAI学習には使ってほしくない
-
契約素材を含むからボットに見られたくない
といったケースでトラブルを予防できます。
注記はユーザー向けの説明でもあるため、
人間にも AI にも理解しやすい
“ライトな一言”で十分です。
用語ミニ辞典(後編版)
AIクローラー方針を“実装・監視”まで回すうえで、よく登場する専門用語をまとめました。
ここを押さえておくと、robots.txt やログ解析の理解がグッと楽になります!
User-Agent(UA)
Webブラウザやクローラーが名乗る“自己紹介文字列”。
AIクローラー(GPTBot / PerplexityBot / ClaudeBot など)は、このUA名を元に robots で制御します。
名称がときどき変わるので 定期チェックが必須。
robots.txt
サイトのトップ階層に置く、クローラー向けのアクセス制御ファイル。
Allow(許可) / Disallow(禁止)で、ページやディレクトリ単位の巡回を指示できます。
AIクローラーも基本はこれに従いますが、100%遵守ではない点に注意。
Allow / Disallow
robots.txt 内で使う基本コマンド。
-
Allow: 指定パスをクロールしてOK
-
Disallow: 指定パスのクロールを禁止
書き方の順番や具体性が結果に影響するため、整理された書き順が重要。
レート制限(Rate Limit)
短時間で大量にアクセスしてくるクローラーやbotに対して、アクセス頻度を制限する仕組み。
AIクローラーが負荷をかける場合の“第2段階防御”として使われる(実装詳細はここでは触れない概念のみ)。
WAF(Web Application Firewall)
bot対策・不審アクセス防御の“別レイヤ”。
robots を守らないクローラーへの対処として、
IPブロック / レート制限 / パターン検知 などを行います。
ただし個々の製品仕様には触れず、概念として押さえておけばOK。
ログ(Access Log)
クローラーがいつ・どのパスに・どれだけアクセスしたかを記録したもの。
AIクローラー運用では、
UA、頻度、4xx/5xx、帯域
あたりの観測がもっとも役立ちます。
まとめ — AIクローラー方針の実装は“型×監視”で安定運用へ
AIクローラー方針の実装は、robots.txt を書いたら終わり…ではなく、
「型(テンプレ)に沿って作る → ログで監視 → 必要に応じて微調整」
という“育てる運用”がポイントになります。
-
許可ベース/禁止ベースのどちらを選ぶか
-
公開記事・画像・会員領域などの線引きをどうするか
-
Google-Extended / GPTBot / PerplexityBot / ClaudeBot を個別にどう扱うか
-
Disallow が“正しく効いているか”をログで確認するか
-
新しいボット名や仕様変更にどう対応するか
こうした要素を 一度きれいに整理してしまえば、運用は驚くほど安定します。
特にAIクローラーは、仕様変更・名称変更・挙動の変化が多いため、
四半期ごとの見直しは「必ずやる行事」として組み込むのがおすすめです。
前編で「何を許可し、何を守るか」を決め、
後編で「どう実装し、どう監視し、どう更新するか」を固めたことで、
あなたのサイトの AI クローラー方針は “生きたポリシー” として完成形に近づきました。
別記事への導線 — 次に読むべきステップと関連テーマ
Vol.12 予告|ログ解析とクローラー予算:サーバーログで回遊と障害を可視化
AIクローラーだけでなく、検索クローラーやユーザーの行動まで“数字で理解するため”の分析編。
ログの読み方・アクセスパターン・クロール予算の考え方を深掘りします。
Vol.10【前後編】復習|E-E-A-Tの可視化と記事単位の信頼ブロック
AIクローラー方針の“守るべき価値”にも直結する E-E-A-T の基礎。
「どのコンテンツを守るべき?」という前編の判断軸に繋がる復習回です。
今回はここで終わりにしたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
このブログでは「ChatGPT×副業」をテーマに、AIをフル活用したリアルな副業チャレンジを発信しています🎶
むずかしい話はナシで、「ちょっとやってみたいかも」と思えるような内容を目指しています😁
私は現在、ChatGPTを使ってTシャツのデザインを作って販売したり、
LINEスタンプのキャラ制作に挑戦したりしています👍
デザインの知識ゼロでも、AIの画像生成機能を使えばかなりいい感じになりますよ!
ブログの内容やSEO対策も、ぜんぶChatGPTに相談しながら書いています。
アイデアが出ないときも、相棒みたいに助けてくれます🎶
さらに、楽天ルームのレビュー文章もChatGPTと一緒に考えたり、
X(旧Twitter)の投稿や運用方法も提案してもらったりと、あらゆる場面でAIに頼っています。😅
「AIって便利そうだけど、自分にも使えるのかな?」
と思っている人には、ぜひ読んでほしいです。
このブログは、AI初心者でも副業が始められるように、
体験ベースでわかりやすく書いています。
私の成功も失敗もまるごとシェアしていくので、よかったら気軽に読んでいってくださいね。
Xでも日々の活動をゆるっと更新しているので、ぜひのぞいてみてください!
明日のあなたがより豊かになりますように😌
それでは、おやすみなさい😴
